甘酒には、「酒粕甘酒」と「米麹甘酒」の2種類がありますよね。
でもそれぞれ何がどう違うの?
と、なっていませんか。

そこで今回は、米麹甘酒と酒粕甘酒の違いを原材料や作り方の面からと、効果の面から紹介していきたいと思います♪

では、まずは米麹甘酒と酒粕甘酒の作り方による違いからスタートです☟☟

米麹・酒粕甘酒の違いは原材料

同じ甘酒なのですが、原材料から異なります。
そりゃ~そうだろ!!
酒粕甘酒には酒粕が、米麹甘酒には米麹が入っている、その違いだろ?
という声も聞こえてきそうですが、それだけではないんです!!

一番大きな違いは、砂糖が使用されているかどうか。
ここが異なります。

では、原材料を紹介しますね。

  • 米麹甘酒:麹+水(+米)
  • 酒粕甘酒:酒粕+水+砂糖

どちらも材料はシンプル。
なのですが、甘みの引き出し方が違います!!

 

まずは米麹甘酒。
こちらは麹と水を混ぜて50~60℃で保温することで、麹がお米のでんぷんを分解して糖に変えちゃうんです。
その結果、砂糖を使っていないのに甘みが引き出され、スッキリとした自然な甘さに仕上がる。
これが米麹甘酒。

そのためアルコールも一切入っておらず、妊婦さんや子どもちゃん、今から車に乗るよ~という方でも飲めちゃいます!!

 

では酒粕甘酒はどうでしょうか。
こちらは日本酒を作るときに搾り取られた酒粕にお水とお砂糖を混ぜ合わせて作られます。
お砂糖を入れるのは、酒粕にはほっとんど甘みがないから!!
日本酒を作るときに加える酵母の働きで、甘みの元であるブドウ糖がアルコールと二酸化炭素に分解されてしまったからです。
そのため酒粕の甘酒は、酒粕をお湯で溶いて砂糖を加えて作られます。

また、酒粕はアルコールを抜いて作られるのですが、完全には抜けきれません。
そのため微量のアルコールが含まれているのが、米麹甘酒との大きな違いです。

もともとは同じ原材料から作られている

米麹甘酒・酒粕甘酒、作るときの原材料は違うけど、元をたどれば同じ材料のお米から作られているんですよ~

この図が私は分かりやすかったので、ちょっとあまざけのひみつという本から拝借~(;’∀’)
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出典:あまざけのひみつ

お米を蒸して、そこに麹菌をつけたものが米麹。
で、この米麹に酵母をつけると、もろみができて、もろみをアルコール発酵させて絞ると、日本酒と酒粕ができるというわけです。

同じお米スタートなのに、使う段階で全く味も効果も変わっちゃんだから、これまた不思議(笑)
ってことで、気になるそれぞれの効果の違いをお伝えしていきますね♪

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甘酒効果、酒粕と米麹でどう違うの?

作り方や材料が違う米麹と酒粕の甘酒。
もちろん効果も違ってきますよ~。

米麹甘酒の効果とは

米麹甘酒の効果でよく言われているのが、「飲む点滴」
夏バテなどで、食欲がないときなどにも効くとよく聞きますよね。

これは甘酒には約2割ものブドウ糖が含まれているから!!
しかもブドウ糖は体内でこれ以上分解する必要のない状態。
そのため体内に入ると、すぐに脳や体に使えるため即効性があるんです◎

それだけでなく、米麹甘酒がすごいのは、ビタミンB12以外のビタミンB群すべてと20種類ものアミノ酸も含まれているし、オリゴ糖だって含まれているという、ホント盛りだくさん。

そのため疲労回復はもちろん、ダイエット効果や美肌効果もあると言われていますよ。

米麹甘酒のダイエット効果

米麹甘酒は砂糖不使用なのに甘みがたっぷり。
そのため満腹感を少量でも得られます◎

カロリーは、日本食品標準成分表によると100gあたり

  • 酒粕甘酒 227kcal
  • 米麹甘酒 286kcal

カロリーだけみると、酒粕の方がカロリーが低い!!ってなりますよね。
でもこれは酒粕・米麹と原料のカロリー。
酒粕甘酒は、このカロリーに砂糖を追加する分カロリーが高くなります。

お砂糖の種類によってカロリーには若干のバラつきがありますが、だいたい100gで380kcal。

酒粕100gで作るとすると、砂糖大さじ4程度(約36g)入れるかな?
まぁ砂糖の量はお好みなのでバラつきはありますが、今回は36g入れるとして計算してみますね(^^♪
すると、砂糖1gあたり約3.8gなので、大さじ4は3.8kaclx36g=137kcal。
砂糖入りの酒粕甘酒は、トータルのカロリーが約364kcalにもなるというわけです!!

砂糖で大幅カロリーアップ( ;∀;)

カロリーだけで考えると、米麹甘酒に軍配があがります。

ただダイエット効果がある米麹甘酒ですが、飲み過ぎは太る元。
原料はお米ですから(笑)
ダイエット目的で飲むにしても、一日の摂取量だけは守るように注意してくださいね。

腸内環境を整える効果

米麹甘酒には、水溶性と不溶性の食物繊維がバランスよく、オリゴ糖も含まれているんですよ。
食物繊維もオリゴ糖も、腸内細菌のエサ!!
しかも善玉菌の好きなエサです(笑)

その結果として、腸内環境が善玉菌優位に変わっていき、便秘解消にもつながると言われています◎

他にも甘酒効果っまだまだたくさんあるんです!!
ですが、ここで語ってしまっては長くなりすぎる( ;∀;)
ということで、米麹甘酒の効果効能についてはこちらでより詳しくお伝えしています。

甘酒の効果効能。いつ飲むのがベスト?効果的な飲み方とは

酒粕甘酒の効果とは

酒粕甘酒にもイイ効果たくさんあるのですが、ここでは代表的な効果を2つお伝えしたいと思います。

それが美肌効果とダイエット効果です。

酒粕甘酒の美肌効果がすごい

酒粕には美肌にしてくれる成分の宝庫みたい!!

①ビタミンB群が豊富に含まれていること

その中でもB1、B2、B6にはお肌のターンオーバーを促す作用あり。
B6は髪や皮膚を構成するたんぱく質生成も促進してくれるだけでなく、つらいPMSの症状もやわらげてくれるのだそう!!

②スフィンゴ脂質

聞いたことがない単語ですよね( ;∀;)
私も今まで聞いたころすらなかったです、スフィンゴ脂質。

ですがこの成分、肌の潤いを保つセラミド成分なんだって!!
だから乾燥肌にももってこい◎
お肌の水分量アップや潤い維持も見込めます。

③メラニン生成も抑制

米麹甘酒にも美白効果があるのですが、これはコウジ酸によるものなんですね。

酒粕にはもちろんコウジ酸も含まれているのですが、さらにアルブチンとフェルラ酸という成分が含まれていて、これらが美白にアタックしてくれるそうなんですよ!!
ちなみにどちらも、メラニンをつくるチロシナーゼという酵素の活性を阻害してくれ、結果としてメラニンの生成が抑制されるんですって!!
だからシミ・そばかすができるのを防いでくれたり、美白を実現してくれる効果が期待できると言われいるんですよーー。

すごくないですか、酒粕の力!!!

他にも酒粕にはお肌にイイ効果がまだまだあります。
が、ここで書くと長くなってしまうので、また酒粕の美肌効果をまとめますね♪

ダイエット効果も期待?!

酒粕甘酒は米麹甘酒に比べると、砂糖の分カロリーが高くなるとお伝えしました。
が、酒粕甘酒にもダイエット効果があると言われているんですよ。

え?カロリーが高くなるのに?
と思われましたよね(;’∀’)

ですよね…(笑)
だけど、酒粕にはレジスタントプロテインという胃や腸でも分解されにくいタンパク質が含まれているんです。
このレジスタントプロテインがなかなかのやり手!!

他の栄養素の消化吸収を抑えてくれる働きをがあり、糖質や余分な油分や脂肪分を腸内の老廃物と一緒に排泄してくれるんです!!
その結果、ダイエット効果も期待できると言われています。

ただ酒粕甘酒には砂糖もどっぷり。
そのため1日の摂取量は50gまで。
これは死守してくださいね。

甘酒の米麹酒粕の使い分け


どちらも栄養豊富なことには変わりないです。
が、米麹甘酒は、どちらかというと疲れているときの栄養補給や腸内環境を整えながらのダイエットがメイン。
酒粕甘酒は、ダイエットより美肌効果メインで使い分けるとよさそうです。

もちろん米麹甘酒にだって美肌効果はありますよ♪
でも美肌に含まれる成分は酒粕甘酒の方が多く、効果も出そう( *´艸`)
これは私が今回酒粕甘酒について調べて、強く感じましたから!!!
美容のためなら酒粕甘酒って大声で言いますよー。

ちなみに米麹甘酒は、疲れているときに食べると効果テキメン。
わりとすぐ元気になりますよ~♪
だって「飲む点滴」ですから!!

それから小腹が空いたときの米麹甘酒をひとなめ。
これで私はお菓子から手が遠のいています(笑)
我が家は濃縮タイプのものを作っているからなのですが、ちょんと舐めるだけで満足感♪
以前はチョコ大好きだったのですが、チョコレートに手が伸びにくくなりましたヨ。

こういった積み重ねが米麹甘酒のダイエットにもつながるのでしょうね(笑)

とはいえ、残念ながら私は米麹甘酒でダイエットには成功していません( ̄▽ ̄)
ですが、腸内環境はよくなりつつあること、これは自覚症状あり。
このまま腸内環境が良くなることで、太りにくくなってくれればいいな~と思っています。

さいごに

いかがでしたでしょうか。

米麹なら疲労回復&美腸からのダイエット。
酒粕なら美容・美肌。
甘酒といっても原料が米麹か酒粕かで、カロリーもですが効能も違いますね。

どちらの効果を得たいか?
あなたの目的から選んで、飲み分けしてみてくださいね♪

ただ何事も継続が大事。
毎日少量ずつ取り入れることに意味があります。

なにごとも一日にしてはならず。

毎日コツコツが効果を得るポイントです(*^▽^*)
ただ米麹甘酒も酒粕甘酒も元をたどればお米なので、飲み過ぎは注意ですよー◎

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