酒粕甘酒は子供でもアルコール飛ばせば大丈夫?!検証してみました

酒粕は栄養価も高い発酵食。
とくに美容面ではめっちゃ優れているのは先日ご紹介した通りです(笑)

そこで私も酒粕にチャレンジしようと、さっそくお手軽な酒粕甘酒を作ってみたんですよ。

そしたらね、やっぱり若干お酒を感じる(>_<)

子供も一緒に飲めたらな~って思ったんだけど、やはり酒粕甘酒を子供に飲ませるのってダメなのかな(*ノωノ)
と気になったので、酒粕甘酒って子供は飲めないものなのか?と調べていると、アルコールさえ飛ばせば飲めなくもなさそうと。

ということで、酒粕甘酒って子供に飲ませて大丈夫なのか?をメインに飲ませる場合の注意点をはじめ、子供と一緒に飲む酒粕甘酒のアルコールの飛ばし方を実践してみたので、結果も踏まえお伝えしたいと思います(*^▽^*)

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酒粕甘酒は子どもにはダメ?

酒粕甘酒はアルコールさえしっかりと飛ばせば、絶対に子供が飲んではダメ!!ということではないようです。

ただ酒粕にはアルコール成分が5~8%入っているため、そのままお湯に酒粕を溶かして飲ませるのはダメ。
アルコール成分がガッツリはいったままの酒粕甘酒ですからね( ̄▽ ̄)

お子さんにと思うなら、火入れをしっかり!!
火を入れることでアルコール成分をある程度は飛ばすことができます。
ポイントは完全にではなく、ある程度というところ。
どうやら完全にアルコールを抜くことは難しいみたいなのです!!

料理でもそうですが、お酒単体で使うことってないじゃないですか?
煮込み料理であれば、お出汁と一緒にお酒を入れるし、炒め煮でお酒を使うとしても野菜からの水分が多少なりとは混ざりますよね。

そのためお鍋の中では水とアルコールが合体。
なかなかアルコールだけ単体で蒸発していってくれないようなんです!!

アルコールは沸点が約78℃でお水より沸点が低いので、水が沸騰するまでは、アルコールが先に蒸発して出て行ってくれるんですけどね。
お水が蒸発する沸点に到達すると、蒸発して出ていくのは水が多くなり、その中にアルコールが含まれているといった状況になるようで。
どのくらい蒸発させたら、完全にアルコールが抜けているかはっきりとはしないそう( ̄▽ ̄)

煮沸したらアルコールなんて抜けるだろうと思っていたんですが、完全にとなるとそうは簡単にはいかないようです。

そのため料理にお酒やみりんを使う場合、火入れをしてアルコールを飛ばしたと思っても、気にならないが実はアルコールが完全に抜けきったわけではなかったりしている可能性も高いそう。

そう考えると、しっかりと加熱してアルコール成分を抜いてあげられたら(大人が味見してアルコールを感じないと思えたら)子供にあげても大丈夫なのではないかと思えてきますね。
え?私だけですかね(;’∀’)

私は「お!完全にはアルコールが抜けにくいが、料理にも同じことが言えるなら大丈夫か~?!」なんて楽観的に捉えたのですが、そんな私みたいなママさんに注意勧告を一つ。

子供の体はまた未発達でアルコールを分解する機能が十分の発達してないんですって!!
だから少量のアルコールであっても反応してしまう可能性も(;’∀’)
そのため、酒粕甘酒をこどもにあげるときは、少量だけで様子を見たり、お子さんの年齢に合わせて量を調整するようにしてあげてくださいね。

ちなみにまだ小さいお子さんで、アルコールのことが気になるなら、酒粕甘酒ではなく米麹で作るノンアルコールの甘酒という手もありますよ♪
こちらも発酵食なのですが、ノンアルだし原料は米麹+水(+お米)。
アルコールのことも気にせず安心して飲ませてあげられます。

ちなみですが、市販の酒粕甘酒は清涼飲料水として販売されています。

え?アルコールは入っていないの?
って思いますよね。

ですがここがミソで、清涼飲料水の基準はアルコール度数1%未満
たとえ0.9%であろうと、0.1%であろうと清涼飲料水。
アルコール度数の幅があるんですよ。

そのため市販の酒粕甘酒の場合は、少量とはいえアルコールが含まれているためお酒にめちゃめちゃ弱い方だと酔ってしまうこともあるので注意してくださいね。

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酒粕甘酒のアルコール飛ばす方法

完全にアルコールを抜ききることとは、上記でもお伝えしたように難しいのですが、それでもある程度はアルコールを飛ばすことが可能。

その方法を2つ紹介しますね。

①煮沸

酒粕甘酒は酒粕と水を火にかけて溶かして作るのですが、通常なら煮立たせないのがポイントなんですよ。
というのも、高温で煮沸してしまうと酒粕の酵素が失われてしまうからです(>_<)

ですが、今回は酒粕のアルコールを飛ばすことが目的。
そのため本来は煮立たせずに作るのですが、しっかり煮沸。

アルコールは78度以上の熱を加えると、アルコールを飛ばすことができるといわれていますからね。

そして煮沸時間。
これ一番気になりますよね。

だってアルコールを飛ばすためには十分に加熱してくださいって書かれていることはあるけど、〇分って書いてないことの方が多いんだもん。

そこである程度ですが、目安は

  • 強火で沸騰させるなら7~8分くらい
  • 中火でコトコト煮るなら15分くらい

火加減によって加熱時間が異なるので注意してくださいね。

 

それから煮沸してアルコールを飛ばすとき、早くアルコールを飛ばせるポイントが2つあるんですよ。

  • 一つ目が、鍋の蓋をしないこと。
  • もう一つが、広くて浅い鍋を使うこと。

この2つです。

それぞれ理由をお伝えしますね。

鍋の蓋がNGな理由

煮沸させるとアルコールは蒸気となり出ていくのですが、蓋をしていると蒸気が鍋の外にでていきにくい!!
結果として、鍋の中に滞留しやすくなってしまうんですよ。

酒粕甘酒ではないのですが、赤ワイン入りのビーフシチューを鍋で煮込んだ時、蓋をして煮込むと3時間煮込んでも60%しかアルコールが抜けず。
蓋をせずに煮込んだ場合は、28分でも90%ものアルコールが飛んだという実験結果が得られたそうなんです。

蓋の威力大きいでしょ~!!

だからね、アルコールをしっかり飛ばしたいなら蓋はしないでください。

広くて浅い鍋を使う理由

大きいお鍋は小さいお鍋と比べると、表面積が広いですよね。
そのため、アルコールが多く蒸発していきやすいと言われているんですよ~。

こちらも酒粕ではなく赤ワイン煮のテスト例なのですが、数値が出ていたので紹介しますね。

1つのフライパンは直径30.5センチ、もう1つは25センチのものでどちらの方がアルコールを多く飛ばせるのかを比較した結果、大きいフライパンは10%のアルコールが残ったのに対し、小さいフライパンは60%も残ったのだそう。

違いはフライパンの大きさだけ。
それだけでこんなにも差がでるんですから驚きです!!

しっかりアルコールを飛ばそうと思ったら、煮沸なのですが、その時お鍋の蓋は開けっ放しはもちろん、広めのお鍋があれ大きいものを使った方が、アルコール飛びやすいですからね。
アルコールを飛ばす目的なのであれば、使う鍋も選んでみてください。

②蒸す

酒粕のアルコールを飛ばすもう一つの方法が、酒粕を30分弱火でコトコト蒸す方法です。

煮沸より時間はかかってしまうんですが、この方法でもアルコールが抜けると言われています。

酒粕アルコールを飛ばした甘酒を作ってみた

というわけで、私煮沸バージョンと蒸し煮バージョンの酒粕甘酒を作ってみました。
そこで飲んでみてアルコール抜けていたのかどうか、味はどうなのか?ということをお伝えしますね。

煮沸して作った酒粕甘酒

酒粕25gに水100gをお鍋に入れて、煮沸して酒粕甘酒を作りました。
煮沸までは強火で、煮沸してきたら5分間クルクル混ぜながら煮沸しました。

作っているとき、アルコールが蒸気と一緒に出ていっているのを感じましたよ。
だってお酒の匂いがすごいしたんだもん。
というのも煮沸すると、グツグツすごいするから、絶えず鍋をかき混ぜておかないと焦げてしまいそうで、側でずっとグルグルかき混ぜていたんです(笑)

果たして出来上がりは?というと、アルコールかなり抜けてました。
酒粕甘酒からアルコールのにおいもほとんどしなかったですよ◎

ただ完全ではない?!そんな気はしました。
煮沸して5分と、少し時間が短かったのかもしれません( ̄▽ ̄)
もう5分程度しっかり煮沸したら、もう少しアルコールも飛んだかな?と思います。

お子さんにもと思うなら、煮沸後5分しっかり混ぜ、そのあと弱火にしてあと5分程度頑張って火入れをしたほうが、よりアルコールが抜けるのではないかと思います。

蒸して作った酒粕甘酒

材料は煮沸して作った甘酒と同じで、酒粕25g、お水100gです。

まずは酒粕を蒸す作業。
お鍋に少量の水を入れ、その上にオーブンペーパーを敷き、酒粕を入れて30分弱火で蓋をして蒸しました。

蒸しあがったものがこちら☟☟

とろ~んとして、少し色も黄色っぽくなりました。
冷蔵庫から出したばかりの酒粕と比べたらかなり柔らかい!!

ちなみに蒸す前はこんな感じでした☟☟

 

蒸した酒粕と水100gを鍋に入れて、中火にかけてコトコトと酒粕を溶かしながら煮込みます。
煮沸後3分程度、グルグルかき混ぜて完成。

飲んでみると、アルコール感はない。
煮沸よりも私は、アルコールや酒粕感を感じませんでした。

ただ蒸すのに時間がかかるのがちょっと面倒。
すぐに飲みたいときに作れるのは、やっぱり煮沸だな~と。

とはいえ、蒸す作業も基本放置ですからね。
時間があるなら蒸す方法の方が、アルコールの抜け具合のバラつきが煮沸よりも少なくて済むのではないかとは思います!!

さいごに

酒粕甘酒子供も飲めなくはないですが、お子さんにもと思うならしっかりアルコールを飛ばしてあげる必要ありです!!
生のままでは5~8%とがっつりアルコールが入っていますからね。
大人でも「酒~」ってなるのに、子供にこのままはNGです。

アルコールを飛ばす方法は、煮沸 or 30分酒粕を蒸すのどちらかの方法です。

お手軽なのは、煮沸。
すぐに作れるのがなんといってもラクチンです。
ただ煮沸は時間や火加減によってバラつきがでる可能性も大きいです(;’∀’)

それに比べ30分蒸す方法であれば、30分蒸す時間にズレが生じないのでアルコールの抜け具合のバラつきも少ないのではないかと思いますよ♪

ただどちらの方法でも完全にアルコールゼロまでアルコールを飛ばすことはできません。
アルコール度数を測ったわけではないから分からないですが、きっと市販と同じく1%未満程度のアルコールは含まれていると思います。

お子さんにあげるのはある程度のアルコールが抜けているのでダメではないですが、あげすぎには気をつけてくださいね!!

参考文献:
https://apot.exblog.jp/17126718/
http://taosoap.jp/?p=407
https://logmi.jp/business/articles/175740

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