発酵玉ねぎ?!
なんだそれ…
そんな方もいらっしゃるかと思います。
という私も、雑誌を読むまで知らなかったですから「発酵玉ねぎ」。
私が発酵玉ねぎを知ったのは、クロワッサンの「腸に効く、発酵食とオイルのもっと賢い摂り方。」っていう雑誌。
この本の中で紹介されてたんです。
レシピは発酵生活研究科の栗生隆子さんのものなんだけど、材料は玉ねぎと塩だけ。
これだけなんですよ(笑)
玉ねぎに塩なら家にある。
買い物に行かなくてもすぐに作れるぞ~(*”▽”)
ということで、さっそく発酵玉ねぎ作ってみました。
てなわけで、今回はえ?玉ねぎにお塩で発酵?するってどういうこと?という発酵の不思議をはじめ、作り方や失敗を防ぐコツをお伝えしたいと思います◎
Contents
発酵玉ねぎ?!塩だけでどうして発酵するの?
玉ねぎに塩を混ぜ合わせるだけの発酵玉ねぎ。
え?
玉ねぎと塩だけなのに発酵?
と思われた方もいらっしゃるかと思います。
が、これドイツのザワークラウトと同じ作り方。
ほとんどのお野菜には乳酸菌が付着しているから、キャベツはもちろん、今回の玉ねぎにだって天然の乳酸菌が存在しているんですよ~。
そんな乳酸菌を持っている玉ねぎにお塩を振りかけると、浸透圧の関係で玉ねぎの中に含まれているブドウ糖などがジワジワと水分となってでてきます。
すると、そのでてきた糖を乳酸菌が分解しはじめ、徐々に乳酸菌が増えていくというワケです◎
つまり、
発酵玉ねぎ=乳酸発酵させた玉ねぎ
ちょっと酸っぱい?!
酸味のある玉ねぎになります。
発酵たまねぎの作り方
先ほどから何度かお伝えしているように、発酵玉ねぎの材料は、玉ねぎとお塩。
今回参考にした栗生隆子さんのレシピは
- 玉ねぎ 2個
- 塩 小さじ1/4
です。
が、我が家に玉ねぎ2個の入る保存容器がない( ̄▽ ̄)
ということで、今回私が作った分量は
- 玉ねぎ1個
- 塩 二つまみ程度
で作ってみました♪
発酵玉ねぎを作ってみよう
ということで、作る手順を簡単にですがお伝えしていきますね。
①玉ねぎをみじん切りにする。
②ボウルに玉ねぎと塩を入れ、手でよく塩をなじませる。
③5分程度置いて、消毒した瓶に移し1日常温におく。
④冷蔵庫に入れ、気泡がでてきたら完成。
と数日で完成する発酵玉ねぎ。
しかも玉ねぎをみじん切りしたついでに作れちゃいます(笑)
発酵玉ねぎの味は日に日にチェンジ
さすが発酵食品。
味は日々変わっていきます。
瓶に入れてすぐは、塩+玉ねぎのしょっぱい感じ。
これが翌日~翌々日くらいまでは、甘い玉ねぎかな?といった具合。
玉ねぎから糖が引き出された状態です。
それが4日目くらいからかな?徐々に酸っぱさ追加。
酸味が出てきて、「お?発酵してる!!」と感じるようになってきます(*^▽^*)
我が家は1週間で使い切ったので、7日目が最終使った日ですが、さすがに7日経つと酸味も少しずつ強く。
でもその中にもまだ甘みがある感じでしたが、発酵をリアルに感じましたよ~♪
ちなみに発酵玉ねぎの日持ちは冷蔵庫で2週間。
2週間以内の使い切りが目安です。
発酵玉ねぎ作りで失敗しないコツ
コツというほどでもないのですが、失敗しないために気をつけたいこと。
それが
- 保存瓶は熱湯消毒orアルコール消毒
- 玉ねぎと塩を混ぜ合わせるボウルも熱湯消毒orアルコール消毒
- 瓶に入れるときや取り出すときに使うスプーンは熱湯消毒orアルコール消毒
この3点です。
作るときの保存瓶やボウルの消毒は忘れずにするけど、使う時のスプーンも消毒必須!!
これは雑菌が繁殖してせっかく作った発酵玉ねぎに雑菌が入り込んで繁殖するのを防ぐためです。
ちょっとしたことですが、うっかりすると腐敗して腐ったりしてしまう可能性もゼロではないですから…。
なんたって、発酵と腐敗は隣り合わせ…
おっとうっかり隣の芝(笑)
詳しくは…
発酵と腐敗の違いは?!発酵食品は腐らないはずなのに賞味期限があるのはなぜ?!
なので、消毒は徹底的にやっておいて損なしです◎
さいごに
食物由来の乳酸菌は、強くて腸にも届きやすい。
なんたって野菜は暑さや寒さなど過酷な状況でも生き抜く乳酸菌(笑)
そのため動物性にくらべて整腸効果も高いと言われています。
しかも腸内環境をよくするためには、色んな菌を積極的に摂ることがいいそう。
乳酸菌も発酵玉ねぎ・お漬物・キムチなど、色んな乳酸菌ありますからね♪
ぜひぜひ手軽に取り入れられるものから、どんどん食卓に取り入れてみてはいかがでしょうか(*^▽^*)
発酵玉ねぎは、あると意外と使えるということが判明。
そのため我が家はまたリピしております(笑)
ただ同じレシピではなく、ちょっと塩分量増やして挑戦中。
さて、どう変わるかな?
そんな変化も楽しみながら、発酵生活Let’s enjoy(*ノωノ)