塩麴。
スーパーでもよく見かけ、何気なく使っているけど実は効果効能を知らない方も多いのではないでしょうか。
という私も、発酵のお料理教室に通いだすまでは、塩麴を自宅で作ってはいたものの効果効能までは知らず(笑)
美味しくなるからという理由だけで使ってました。
でもそれでは損しているかも?!
私もきちんと効能や正しい使い方を知るまでは、定番のお肉やお魚にまぶして焼いたり蒸したりするパターンが多かったんです。
ですが、効果効能をしっかり知って、効果的な食べ方を学んだら、お肉やお魚にまぶして焼いたり煮たりするだけではもったいない!!となりまして…。
そこでせっかく塩麴を使うなら、効能や効果的な食べ方を知っておいた方が絶対お得♪
ということで、今から塩麴の効能や効果を損なわない使い方をお伝えしていきますね。
Contents
塩麴のカラダへの効能は6つ
塩麴にはどんな効能があるのかというと、
- 生活習慣病を予防
- リラックス&疲労回復
- 腸内環境の改善
- 免疫アップ
- 代謝アップ
- 美白
の6つの効果があると言われています。
では、一つずつより詳しいお伝えしていきますね。
1.生活習慣病の予防
- GABA:コレステロールや中性脂肪を抑えてくれる
- 必須アミノ酸:ドロドロ血液をサラサラに⇒動脈硬化も予防してくれる
といった働きが塩麴にはあります。
高血圧・高脂血症・糖尿病などを生活習慣病というのですが、自覚症状が出にくくわかりにくいんですよ。
そして「あ…」と気づいた症状がでたときには、かなり病気が進行した状態で見つかることが多いようです。
生活習慣病の症状が進行して現れるのが動脈硬化。
わかりやすくいうなら、血管の老化のことです。
そのため動脈硬化が引き起こす病気は様々。
- 心臓で起こると、心筋梗塞、狭心症など
- 脳で起こると、脳卒中(脳閉塞や脳血栓など)
- 大動脈で起こると、大動脈瘤、大動脈解離など
動脈硬化が起こる場所で、どんな病気を引き起こすかが変わってきます。
ただ血管の老化は、食事や運動などを気をつけていれば、予防したり進行をストップすることができるともいわれているんですよ!!
そこでお手軽な塩麴を調味料として加えて日々の生活に取り入れる。
それだけで、ドロドロ血液を予防できたり、コレステロールを抑えてくれたりといった効果をもたらしてくれます◎
ただ短期間での効果といよりは、毎日コツコツ。
少量でOKなので継続して摂り続けることが大事です。
2.リラックス&疲労回復
- GABA:アミノ酸の一種で興奮状態を鎮め、リラックスさせてくれ、快眠をもたらしたり、ストレスを緩和してくれる。
- ビタミンB1: 疲労回復やイライラした心を鎮めてくれる効果あり。
GABAは、リラックス効果をもたらしてくれると言われています。
が、GABAを単体で摂取しても脳内で増殖しない。
言い換えると単体ではあまり効果がないんですよ。
大事なのはグルタミン酸と一緒に食べること。
これが脳内でGABAを増やす方法なのですが、塩麴には旨味成分のグルタミン酸が含まれているんです。
そのため塩麴を食べると、GABAも分泌されリラックス効果を得やすいと言わけです◎
塩麴を毎日のように摂取している私ですが、そんなにリラックスや疲労回復効果を実感していませんでした( ̄▽ ̄)
が、今回このように効能をまとめていく中で、そういえば…と思ったのが、ガッツリ深く眠れる日が増えた。
深い眠りにつけるので、目覚めもスッキリ。
そんな日が多いような増えたような気がします。
ですが、塩麴だけを食べるのではなく、食事はバランスが一番大事ですからね。
野菜やお肉などに塩麴をプラスして、栄養と塩麴の酵素の力、両方をしっかり活かしていきましょう。
3.腸内環境改善
- オリゴ糖:腸内環境のエサに
- 酵素:食べ物の消化・吸収しやすくしてくれる
塩麹にはオリゴ糖が豊富に含まれているんですよ。
そのため腸内細菌をを元気にしてくれます。
また塩麹は発酵食品。
乳酸菌も含まれているんですよ。
しかも植物由来の乳酸菌で腸に届きやすいタイプ。
そのため腸内細菌のエサになって、善玉菌を増やしていってくれます。
腸内環境改善はね、我が家では効果ありです。
現在2歳の息子ですが、1歳半くらいのときは一時的に便秘になっていたんですね。
ですが、塩麹を食事に取り入れ始めたら、毎日バナナう○ち。
4歳の娘も、麹生活を始める前は排泄に時間がかかっていたのですが、最近はトイレの時間が短くなり、ラクそうです。
ちなみに私も便秘気味だったのですが、ラクに排泄できるように。
麹を取り入れたことで、我が家では便秘改善の傾向は顕著に現れましたよ~。
4.免疫アップ
免疫アップにつながる理由は、なんといっても腸内環境の改善。
これが一番大きいです。
というのも免疫は腸が決める!!といってもいいと言われているほどで、免疫細胞の約70%が腸にいますからね。
腸内環境を改善したら、アレルギーも起こしにくくなったり、風邪もひきにくくなったりと嬉しい効果も期待できます。
ちなみに私、花粉症なのですが、今年は薬を飲まずでなんとかなりましたよ~。
外出時のマスクは必須ですが、もしかして麹生活のおかげかな?なんてちょっと思ったりしています。
ただ花粉の影響が多い、都会にでたときは症状も強く出ました(T_T)
そのためその時はめっちゃしんどかった…。
ですが、一時的で翌日にはなんだったの~?というくらい症状は落ち着きました。
住んでいる地域の影響も花粉に関してはあると思いますが、それでも少しずつ良くなっているのかな?と希望を抱いてます。
5.代謝アップ
- ビタミンB群:糖質の分解をサポートし、効率的にエネルギーに換えてくれる。
- 酵素:消化酵素を節約
ビタミンB群は代謝をスムーズにしてくれる栄養素。
これが塩麹には豊富に含まれているんです。
それだけでなく、塩麹の酵素の力で消化吸収時に体内の消化酵素は節約。
節約した消化酵素分の酵素は代謝酵素として使うことができるので、代謝がアップすることができると言われています。
代謝がアップするということは、エネルギーを消費しやすくなるということ♪
その結果、ダイエット効果も期待できると言われています。
6.美白
- 麹酸:メラニンの生成を抑える
シミの原因にもなるメラニン。
この生成を抑えてくれる麹酸が塩麹にも含まれているんです。
もちろん今からのシミ予防にもなりますが、なんとな~くできたシミにも効果があるように感じています。
私もシミがあってずっと気になっているのですが、麹を食生活に取り入れてから、ちょっと薄くなってきてる?そんな気がしています。
主人は「そうか~?わからん…」というので、思い込みかもしれませんが…。
これからも塩麹は食事に取り入れ続けるので、少しずつシミが消えてくれればいいな、なんて思っています。
塩麹の効果的な食べ方
塩麹に含まれている酵素は、60℃以上で加熱すると死んでしまいます。
だから毎日塩麹を食べていても、お肉やお魚にまぶして焼いたり蒸し料理にしたりしていては、損していることに(T_T)
もちろん死んでも腸内細菌のエサにはなってくれるので、全部は無駄にはならないですよ。
ただ生きた酵素のままで取り入れたほうが効果がでっかい!!
そのため塩麹はもちろんお肉料理やお魚料理に使うのもありですが、加熱せずに食べるという使い方が実は一番オススメなのです◎
塩麹のいいとこ取りの使い方はドレッシンやナムルがオススメ
そこで私がオススメしたいのが、ドレッシングやナムルに使う使い方です◎
しかも作り方もめっちゃ簡単♪
超時短で一品が完成しちゃうので、ホントおすすめです。
では、我が家でよく作るレシピを2つ紹介しますね。
ミニトマトの塩麹ナムル
(材料)
ミニトマト5~6個程度(四つ切にします)
★塩麹 小さじ1~1半
★米酢 小さじ1/2~1
★ごま油 適量
★の調味料を混ぜ合わせておき、ミニトマトを加えて混ぜ合わせたら完成。
めっちゃ簡単じゃないですか?
我が家はトマトのナムルを切干大根とひじきをお醤油で炊いたものに混ぜ合わせたりもしますし、サラダに添えたり、お弁当の一品などにも使ってますよ◎
トマトの赤のおかげで、見栄えもよくなります。
みかんやデコポンなどの柑橘系ドレッシング
(材料)
デコポンなどの柑橘類1/2個
塩麹 小さじ2~2半
オリーブオイル 大1
(作り方)
①デコポンなどの柑橘類は皮を剥いて、実の部分を取り出しフォークなどで潰しておきます。
②塩麹とオリーブオイルを入れて、かき混ぜ乳化させたら完成◎
我が家では水で戻したひじきやガーリックソテーしたひじきにドレッシングを混ぜ合わせ、ベビーリーフを混ぜてサラダにしたり、塩もみキャベツや白菜の塩もみなどを作ったドレッシングで和えたりしています。
少し柑橘類の実を出す作業が面倒ですが、そこだけ頑張ればあとはちょちょいのちょい。
甘みと酸味のバランスがいいドレッシングなので、柑橘類が旬な時期にはぜひ試してみてください。
さいごに
塩麹の6つの効能のおさらいをすると
- 生活習慣病を予防
- リラックス&疲労回復
- 腸内環境の改善
- 免疫アップ
- 代謝アップ
- 美白
そして効果的に使いたかったら、加熱調理しないこと。
これが塩麹の効能を上手に生かすポイントでした。
ただね、スーパーでは、生の加熱されていない状態で販売されている塩麹はなかなか見かけません(T_T)
私がたまに見かける生の塩麹は、道の駅やお野菜直売所。
お味噌屋さんが作った塩麹が冷蔵保存のコーナで売られています。
この販売場所が冷蔵庫かどうかというのも、生の塩麹かどうかを見極める一つのポイントになります。
もう一つの生塩麹を探すポイントは「生塩麹」という表示があるかどうかです。
もし近場で生塩麹が見つからない…
そんなときは手作り。
面倒と思われるかもしれませんが、意外と簡単に作れちゃいますので、ぜひ手作り塩麹にもトライしてみてくださいね。