ぬか漬けをし始めて、足しぬかというワードを知ったけど、「あれ?足しぬかってどんな時にするの?」って思いますよね。
そこで今回は、
- 足しぬかはいつ?どんなときにやるものなのか?
- 分量や足しぬかはどうやってするのか?
についてお伝えしていきたいと思いますッ( *´艸`)
私も今回足しぬかをやってみたので、実際にやってみた手順も合わせてお伝えしていきますね♪
Contents
足しぬかはいつやるもの?
足しぬかをしようかな?と思い始めたということは、なんらかのエラーがぬか床にではじめているということですよね、きっと。
そこでこんな時に足しぬかをすることが多い!!
という一般的な足しぬかをするタイミングを紹介したいと思います♪
① ぬか床のぬかが減ってきた時
一番多いのが、ぬかが減ってきた時。
というのも、毎日のようにぬか漬けをつけていると、お野菜と一緒に幾分かのぬかはぬか床からなくなっていきますよね。
だってお野菜に多少なりともぬかがついてくるから(笑)
それにかき混ぜる時も、ポロっと容器からこぼれる…。
これもぬか漬けのあるあるです。
だから1か月も経つと、なんだかちょっとぬかが減ってきたな…と感じるハズ。
これは感覚だから人それぞれだとは思うけど、ぬかが減ってきたな~?と思ったら、そろそろ足しぬかするタイミングですよ~(*´ω`*)
ちなみに私も3週間目くらいから、少しぬか床のぬかが減ってきたな…と思いはじめましたよ~。
それでも粘って粘って、1か月はなんとか持ちこたえましたが、私は1か月が限界でした(笑)
さすがに足さなきゃ…と(笑)
毎日漬け込んでいるからこそのメンテナンス!!
それが足しぬかって思ってもいいかもしれません。
② ぬか床が水っぽくなってきた時
ぬかが水っぽくなってしまう原因は、野菜の水分がぬか床に出ちゃうから。
だから水分を多く含んでいるお野菜(たとえば、きゅうりや小松菜などの青菜類、キャベツや白菜など)を漬け込むとぬか床がゆる~くなりがちです(;’∀’)
一回くらいじゃ分からないけど、何回か漬け込んでいるとだんだんとぬかがゆるく、それを超えるとべちょべちょになってきます。
水分が多くなるなるとぬか床はどうなるの?
水分が多く含んだぬかは、酸欠状態に( ;∀;)
酸欠になりすぎると、乳酸菌の活動も制限されてしまいます。
ということは…
そう、乳酸菌以外の菌が増殖してしまいやすい環境。
しかもぬかがべちょべちょのぬか床は、塩加減も水で薄まっている状態( ̄▽ ̄)
塩は菌を寄せ付けない効果もあるので、このツメがあまくなり、また乳酸菌以外も活動しやすい状況となると、増えるのは腐敗菌…。
こちらが活発に活動し始めてしまうんです。
でもね、ぬか床に出てしまった水分には、乳酸菌、酵母菌、ビタミン、ミネラルといった体に良い栄養分がたくさん。
だからね、捨ててしまうのはもったいない!!
てことで、足しぬかをしてべちょべちょを復活させよう♪ってことなんですよ~(^^)/
③ ぬか漬けが酸っぱくなってきた時
そして3つ目が、ぬか漬けが酸っぱくなってきた時。
ぬか漬けが酸っぱくなるのは、乳酸菌の増えすぎが原因。
野菜から水分がでて塩分が薄まることで、乳酸菌や他の菌も活動しやすい環境になるんですよ。
そうすると、だんだんと酸っぱくなってしまう( ̄▽ ̄)
そこでいったん乳酸菌の活動を抑えるために加えるのが足しぬか。
足しぬかをすることで、乳酸菌の量を減らしいったん落ち着かせることが簡単にできちゃうというワケです◎
ただぬか床がすっぱくなっただけの場合は、足しぬか以外にも方法があります♪
私も足しぬか以外にお手軽な方法で対処したことも(*”▽”)
そのやり方は長くなるので、別記事のこちらにまとめています☟☟
ぬか漬けが酸っぱい!!ぬか床へ対処法とやってみた応急処置
ぬか漬けが酸っぱい!!
こっちがメインで気になるときは、こちらも参考にしてみてください。
足しぬかの分量って?
さぁいざ足しぬかを…と思ったところでまず気になるのが、どのくらいぬかを足すものなの?ってところだと思います(笑)
私もね、色々と調べ回ったんですよ。
どのくらいの分量が適切なのかな~?と思って。
でもこればかりはね、正解はなさそう( ;∀;)
ぬか床の状態って個人で違うし、作っているぬか床の大きさ(量)も違うから、足しぬかは何グラムしたらいいよ~って決まりはないみたいで。
でも何か基準がほしい…
その気持ちも分かる!!
そこで目安となるのが、家庭用なら30g~100gの間くらい。
このくらいのぬかを足したら、十分なのではないかと思います。
ポイントはぬかの量に対して、7~10%のお塩を混ぜ込んで、ぬかに足すこと!!
お塩の割合さえ間違えなければ、ぬかの量はべちょべちょがおさまるくらいだったり、増やしたいぬかの量をお好みで足し込んで全く問題ないです◎
ただ大量に入れてしまうと、足しぬかをしたあとは野菜を漬け込まずぬか床を発酵させてあげる期間が少し長くなります。
というのも、足すぬか=まだ乳酸菌がいないぬか、ですからね(笑)
え?足しぬかをしたら野菜は漬けられないの?
え?いつから糠漬け再開していいの?
そんな疑問は、こちらで紹介しています☟☟
足しぬかしたら混ぜない?!ぬか床に足しぬか後は休ませるのが鉄則?
足しぬかの方法とは
では、私が今回実際にチャレンジした足しぬかの方法を紹介したいと思います(*^▽^*)
ぬか漬けを開始して約1か月。
だいぶぬかが減ってきたな~と感じていたので、私は50gの生のぬかに7%のお塩を混ぜてぬか床に混ぜ込んでみました。
ちなみにお塩の量は7%で、3.5gです。
では、やり方を説明していきますね。
①ぬかを50g計り、そこに塩を入れる。
②ぬかとお塩を計量したら、軽く混ぜ合わせる。
③ぬか床へ②を入れる。
④しっかりとぬか床をかき混ぜ、足したぬかを元のぬかと混ぜ合わせる。
50gの足しぬかは完了。
でも思ったよりもぬか床の量は増えず、そしてもう少し固めにしたいな~とぬか床を混ぜ合わせて感じました。
そこでプラスαで30gほど足すことに。
この時もさきほど紹介した方法と同じ要領で、ぬかを足し込んでいきます。
同じ要領なので、簡略化して書きますね(笑)
①ぬかとお塩を計量し、軽く混ぜる。
②ぬか床に①を入れる。
③しっかりと混ぜ合わせる。
④さいごに、旨味成分で昆布3~4cm角ととうがらし3本ほど入れ込む。
こちらが今回いれた昆布&とうがらしです☟
昆布と唐辛子をぬか床へ埋め込んだのがこちら☟
我が家は昆布と唐辛子を混ぜ込んだのですが、このときに鰹節や干しシイタケ、煮干しなどの旨味成分を加えると、ぬか床へ旨味が加わり美味しくなりますよ~(*^▽^*)
ご家庭にある旨味成分、ぜひぜひ足しぬかの際に、加えてあげてください◎
これで足しぬかの工程は完了!!
あとは、新しく足したぬかが美味しく乳酸菌発酵をしてくれるのを待つだけ。
NGは足しぬかをしたあとすぐにぬか床へは野菜を漬け込むこと。
まだ乳酸菌が増えていないので、うまくつかりません!!
ぬか床に乳酸菌が増えてくれるまでは、ぬか床を休ませてあげる期間!!
この期間は1日1回程度でいいので、ぬか床をかき混ぜながら、イイ感じに乳酸発酵して「あ!そろそろか漬けてもイイかな~?」乳酸菌が増えてぬか床が美味しくなってきたな~っていうタイミングを待ちますよ~(*^▽^*)
なぜ?
ぬか床をあまりかき混ぜない?休ませるの?そんな疑問はこちらでお答えしていますよ~☟☟
足しぬかしたら混ぜない?!ぬか床に足しぬか後は休ませるのが鉄則?なぜ~?!
てなわけで、私も足しぬかをしたので、当分は発酵待ち◎
毎日チェックは欠かさずに、どうなっているかな~?とぬか床を気にしつつ、美味しいぬか床へ成長&復活してくれるのを待つばかりです。
お休みさせる期間はどのくらい?
というのがやっぱり疑問に残る部分でもあるかと思うので、我が家のケースだったり、変化についてもまた紹介しますね♪
ちなみに私が足しぬかをしてみての感想は、簡単◎
ただぬかと塩を混ぜ入れるだけなので、そんなに構えることでもなかったな~というのが印象です(笑)
足しぬか…
そんなに神経質にならず、ぬかを加えるときのお塩の量だけしっかり守って、あとはぬかの様子を見つつ足し込んであげてくださいね◎