梅干しを塩漬けにして梅酢が上がってくると、赤紫蘇を塩もみして漬け込んで~。
ここまで終わって一息ついてやってくるのが、梅干しの天日干し作業。
梅干作り一年生の私は、天日干しも分からないことがいっぱい。
てことで、今から天日干しに備えるべく、梅干しの天日干しの下記3つについて調べてみました。
私が「今」気になっている3つがこちら☟☟
①梅干しって何日干すの?
②天日干しってなんでするの?
③天日干しってどうやってするの?
もし同じように気になっている方の参考になれば嬉しいです( *´艸`)
Contents
梅干し何日干すの?
梅干は梅雨が明けたら干して完成ですが、何日干したらいいのでしょうか。
色々と私も調べてみたのですが、まぁ人それぞれ(笑)
でも一番多かったのは3日。
4日目の朝に取り入れるパターンです。
ただね、干すときにちょっと知っておいた方がいいかな?と思ったポイントが一つ。
干す日数が梅干しの完成具合に影響するということです!!
というのも、梅干し干すとやわらかくなっていくようなのですが、干しすぎたり、コンクリートの上で干したりすると梅干しの水分が飛び過ぎてしまったりするんだって。
だから一番多いのは3日と言われているけれど、好みの柔らかさに梅干しが仕上がったら、3日間という日数に縛られなくてもいいようですよ~(*^▽^*)
梅干しを天日干しする理由
でもそもそもなんで梅干しって天日干しして作られるのでしょうか?
その理由は
- 天日による強い熱で梅干しを殺菌
- 余分な水分を太陽のチカラで飛ばして保存性をアップ
- 梅をやわらかくする
大きくはこの3つです。
干すことによって得られる効果をもう少し詳しくお伝えしていきますね。
天日による強い熱で梅干しを殺菌
梅雨が明けての天日干し。
太陽からの熱のチカラも紫外線もかなり強烈ですよね。
そんな紫外線、実はすごいパワーの持ち主でして微生物のDNA情報を破壊しちゃうんです!!
DNAを壊されると細胞は増殖不可。
それだけでなく、微生物の細胞を酸化させて細胞を不活性化させていくんですよ。
私たちによっても強烈な紫外線ですが、梅にとってもかなり強烈!!
なんたって殺菌ですからね。
しかも土用干しの日あたりの紫外線量が年間で一番多いんだとか。
そのため殺菌パワーも炸裂(笑)
そのおかげで、梅干しの保存性が格段にアップ。
常温でも長期保存ができるようになります。
余分な水分を太陽のチカラで飛ばして保存性をアップ
天日干しの太陽パワーの恩恵がもう一つ。
それが梅干しの余分な水分を飛ばしてくれることです。
水分が多いと食材は腐りやすい!!
なんたって微生物や菌が好きな環境は湿気。
ジメジメしたところが大好きですから…。
そこで太陽のチカラを借りて水分を飛ばし乾燥させることで、微生物や菌が働くのを阻止。
結果として保存性のアップにつながるというワケです。
梅をやわらかくする
天日干しには、紫外線での殺菌&水分を飛ばす効果があるのですが、夜間も外に干しておくと梅がやわらかくなるのだそう!!
昼間はガンガン太陽からの紫外線を浴びて梅干しもカラッカラになるのですが、夜間は夏でも少し涼しい(笑)
そのため夜露に梅が当たるんですよ。
すると、太陽によって乾燥したときに梅干しの果肉の中にできて塩の結晶が水分で溶けて、果汁が梅の表面に出てきて、梅がしっとりと柔らかくなる効果が期待できるのだそう!!
柔らかい梅干しに仕上げたかったら、夜間も外に干すことも大事ってワケですね!!
でもどうやって天日干しってするの?ってことで、さいごに一般的な梅干しの干し方をお伝えしたいと思います。
梅干し天日干しのやり方
基本は最初にもお伝えしたように3日間の天日干し。
梅雨が明けて晴天の日が続く日を狙って土用干しを開始します!!
そのため天気予報は念入りチェック。
外れてしまう可能性もゼロではないからヒヤヒヤもんですが、晴れマークが連続4~5日続いているという場所があれば、狙って土用干ししてきましょう。
では、梅干しを天日干しするやり方です。
ザルにオーブンペーパーを敷き、梅同士がくっつかないように並べ日当たりのよいところで干します。
このとき日中1回は上下ひっくり返してあげてください。
というのも、まんべんなく日光を梅に当ててあげることが大事なポイントですから(笑)
そしてもう一つポイントを追加するなら、上下にひっくり返すタイミング!!
このタイミングで絶対にやらなきゃダメということはないのですが、干し始めて1~2時間後にすると、まだ梅の表面が乾ききっていないのでザルなどにもくっつきにくく、簡単に裏返しやすいそうですよ♪
(今年私は意識して干してから1~2時間後にひっくり返すのやってみますね(笑))
裏返したらあとは夕方までそのまま干しておきます。
夕方はザルごと家の軒下などに梅を移動。
新聞紙などをかぶせてホコリ除けして置いておきます。
この作業を3日間ほど繰り返したら天日干しは完了です!!
梅の実を天日干ししている間、梅酢もラップをして太陽のチカラでしっかり日光消毒してもらいますよ~!!
梅のことに気を取られて、梅酢のこと忘れてしまわないように、一緒にお日様に当ててあげてくださいね。
梅干しの天日干しが終わったら
乾いたタイプの梅干しが好きなら、そのまま保存容器に移して保存。
しっとりとさせたい場合は、梅酢にくぐらせてから保存容器に入れて保存したらOKです(*^▽^*)
ちなみに梅干しにキレイに赤い色を付けたいときは、夕方梅干しを取り込んだら赤梅酢の中に一度戻し、翌朝天日干しするタイミングで梅を梅酢から取り出して干しますよー。
こうすることで、少しずつですが日を追うごとに梅干しに赤色がついてきます!!
ただ梅酢に戻すとその分、塩味と酸味もアップしますよ。
さいごに
梅干は3日間干すと一般的には言われていますが、梅干しを干すのは日光消毒による保存力アップ。
それから梅干しに付着したお塩が夜露で溶け、浸透圧の影響で梅果汁が出て梅の実をやわらかくしてくれる効果が期待できるからです!!
干しっぱなしではなく、1粒1粒裏返したりと干している間も手間が掛かりますが、このひと手間が美味しい梅干しにしてくれると信じて、土用干し、やってみましょうね。
私も今回初の土用干しチャレンジなので、3日間も梅干しを外干しって虫対策したほうがいいのかな?とか、どこに干そう…と今から悩んでおります(;’∀’)
が、今ちょうど梅雨入りしたところなんでね、まだ梅雨明けには時間がある(笑)
ってことで、梅干しの土用干しの虫対策をどうしたらよいのか?も調べて準備しておこうと思います(*^▽^*)
お互い美味しい梅干しが完成するように頑張りましょうね♪