スーパーで売られている鰹節。
大きく分けて2種類あることご存知ですか?!

それが荒節と本枯節です。

 

でも一体どう違うの?!って思いますよね(;・∀・)

そこで今回は荒節と本枯節は何がどう違うのか?!その違いをはじめ、本物の鰹節だけがもつ効果や効能。
スーパーでの荒節と本枯節の見分け方についてお伝えしていきます◎

 

これでスーパーの売り場でもどの鰹節にするか迷わなくて済むようになるはず(笑)
あなたの使いたい用途にあった鰹節をチョイスできるようになるはずですよ~( *´艸`)

では、さっそく荒節と本枯節の違いからお話していきますね♪

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荒節と本枯節の違いとは

荒節と本枯節の大きな違いは、製造工程でカビ付されているかどうか
これが一番大きな違いです!!

 

本来であれば、
①カツオは三枚におろして煮る
②クヌギやサクラ・ナラなどで燻す
③カビ付け天日干しを2回以上繰り返す
という工程を経て、鰹節が作られます。

が、荒節は②の燻しの工程までしか行われません!!
そのため約1か月くらいで完成します。

 

それに対して本枯節は、カビ付と天日干しにとっても時間をかけて作られるので、最低でも約3ヶ月。
カビ付を3回以上となると、6ヶ月以上かけて作られるものもあるほどです!!

 

カビ付けの工程の有無が大きな違いということは分かったけど、それによってどんな違いが出るの?!って思いますよね。

これね、見た目ではそこまでわかんないかもしれませんが、結構大きな違いが出ます。

荒節と本枯節の見た目の違い

上の写真の左が荒節で右が本枯節なのですが、どうでしょうか。
違い分かりますか?!

見た目はやっぱりよくよく見ないと分かりにくいですね(;・∀・)

 

ですが、よ~く見ると色が若干違うんですよ。

荒節は茶色が濃くて、本枯節は茶色が薄い。

どうでしょうか?!

言われたら…かな(笑)?!

荒節と本枯節の味の違いは?

見た目では分かりにくかったのですが、味は?と思い、そのまま食べてみました(笑)

まず荒節。
って感じです(笑)
お魚料理を口に入れて食べている感じ。

荒節だけをそのまま食べるなんてことがないから今まで知らなかったけど、意外とパンチのある味をしていました!!

 

続いて本枯節。
荒節に比べ、お魚感は減。
確実に減っています。

でもね、旨味はこっちの方があるの(笑)
しかもお上品さのあるマイルドな味。

 

正直、鰹節だけで食べることになるとは思ってもみなかったけど、荒節と本枯節を食べ比べるだけでも、こんなに違いがあるんだ~って感じましたよ♪

荒節と本枯節の香りの違い

袋から出しただけの状態での荒節と本枯れ節の香りの違いですが、荒節はやっぱり魚っぽいにおいがします。
荒節のあとに本枯節のにおいを嗅いだからかもしれませんが、本枯節はあまり匂いがしませんでした。

と、そのままの状態でこれだけの差が出てきます。

 

が、よりよくわかるのがお出汁。
お出汁にすると、より荒節と本枯節の違いが分かりやすくなります◎

ということで、今回は昆布とかつおの合わせ出汁でお出汁実験をしてみました~( *´艸`)

荒節と本枯節でお出汁をとったときに現れる違い

上の写真が実際に昆布と荒節or本枯節でとったお出汁の写真です。

どうでしょうか。
違い出てますかね?

 

そう、ぱっと見で色味や濁り具合が違うの分かりますかーーー?!
これ味にも影響がでてきますからね。

どっちが荒節でどっちが本枯節で、どのような違いがあるか、詳しくお伝えしていきますね◎

荒節のお出汁の特徴

荒節のお出汁は、

  • 色が濃く出る
  • 濁りが出る
  • 魚臭さが残る
  • 魚風味の味が強い
  • 味が定まらないというかやかましい感じ

といった特徴があります。

先ほど荒節をそのまま食べた感じがそのままお出汁としても出た!!といった感じです。

本枯節のお出汁の特徴

本枯節のお出汁は

  • 薄めの色
  • 透き通った色のお出汁
  • 魚臭さがなく、いい香りがする
  • 旨味が荒節と比べて出ている
  • まるい味で整った味

といった特徴があります。

とこのような違いがお出汁にもでるため、料亭などでは、お吸い物や茶わん蒸しなどの料理には本枯節が使われるほどです!!

 

本枯節は手間も掛かっている分、やはり少しお値段は荒節より高くはなります。
が、家でも使う料理によって使い分けをしたりしてもいいかもしれませんね(^^♪


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本物の鰹節の効果&効能

本物の鰹節?!というと、変な感じがしますね。
ですが、「本物」というのは、時間をかけてカビ付と天日干しを2回以上繰り返されて作られた本枯節のこと。

というのも、カビの作用により本枯節は発酵食品なんですよ(笑)

 

え?鰹節って発酵食品だったの?!って思われた方もいらっしゃるかと思うのですが。

はい(笑)
実は発酵食品なんです。

 

かつお節が発酵食品と言われるのは、なんといってもカビ付のカビの働きによるもの。

カビと聞くと、どうしてもジメジメした時期に現れる青かびや黒カビなどをイメージしてしまい、ゲゲゲ((+_+))
と思ってしまうかもしれませんが、カビ菌にもよい子と悪い子がいるんですよ。

その悪い子が青かびや黒カビなど、食べ物を腐敗へと導いてしまうカビたち。

 

でもね、良いカビだっているんですよ。
そして良いカビは、なんと食べ物を腐敗させるのではなく、たんぱく質や脂質を分解してアミノ酸を作り出し旨味に変えてくれるんです!!

だから鰹節もカビ付された本枯節は旨味成分がギュっとつまっているというわけ。

 

しかも発酵食品なので、荒節にはない

  • 疲労回復
  • 新陳代謝アップ
  • 脂肪燃焼促進
  • アンチエイジング
  • 免疫力アップ
  • 血流をよくする
  • デトックス効果
  • 美肌効果
  • ガン予防

などの効果があるとも言われています。

 

さすが発酵のチカラです(笑)

かつお節の本物をスーパーで選ぶ選び方

では、さいごに本物の鰹節である本枯節をスーパーで選ぶにはどこをチェックしたらいいのかをお伝えしていきますね◎

 

スーパーにいくといろんなメーカーさんの鰹節が並んでいるけど、見るべきポイントは2つ。

①袋の下の方に記載されている「かつお削りぶし」or「かつおかれぶし削りぶし」の表示。
 

 

②裏面に書かれている名称や原材料表示の「かつおのふし」or「かつおのかれぶし」の表示。
 

この2つです。

 

というのも、荒節なら「かつおのふし」。
カビ付された本枯節であれば「かつおのかれふし」と表示されるからです!!

かれ(枯れ)という文字が入っているかどうか。
これががカビ付された発酵食品の鰹節かどうかを見分けるためのポイントになります◎

 

意外と簡単です(笑)
ちなみに商品名でいうと、「花かつお」は荒節です( *´艸`)

本枯節であれば、ドーンとパッケージの表面に「本枯節」と書いてあることもありますが、見当たらない時は、袋の下や裏面の原材料表示をチェックしてみてくださいね。

そうすれば、間違うことなく本物の発酵食品の鰹節を選ぶことができますよ~♪

さいごに

荒節と本枯節。
見た目はとっても似通っているのですが、味や香り、食べることでの効果も異なります。

 

おすすめは少し値段は高くなってしまうけど、本枯節。
なんたって発酵食品なので、体へのイイ効果が期待できますし、旨味も全然違いますから(笑)

しかも鰹節なら味噌汁や和え物など手軽に料理に使え、気軽に発酵を生活に取り入れられますよ~(^^♪
毎日のお味噌汁に本枯節となると、お値段もね高くなってしまうのですが、荒節と本枯節がちゃんと見分けられれば、お財布とも相談しながら自分で選ぶことができますからね(笑)

 

ぜひぜひ荒節・本枯節の見分け方は覚えてスーパーの鰹節売り場でぜひ活用してみてください。

 

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