梅干の作り方を見ていくと、重石をのせるとよく書かれていますよね。
でも重石って梅干し作り以外で使う予定がないし、重いし場所も取るし買わなきゃダメなのかな…ってなりませんか?
なんて書いている私。
重石を買うことをちょっと躊躇しちゃって。
もし重石の代わりに使えるモノがあるなら、代用したいって思ったんですよ。
まぁコレがそもそもこの記事を書こうと思ったきっかけなんですけどね(;’∀’)
そこで梅干し作りに使える重石の代用案があるか調べてみました。
するとね、意外と身近にあったんですよ~(笑)
使えそうな代用品( *´艸`)
私みたいに梅干し作りの一年生で重石を買うことにはちょっと抵抗が…なんてあなた。
もしこれでイケそうかも!!と納得できる重石代用アイデアが見つかるかもですヨ。
ではさっそく、私が見つけてこれは使えそう♪と思った梅干し作りの重石に代用できるものを紹介していきますね♪
Contents
重石の代用で梅干し作りで使えるモノ
重石=漬物用の重石
これをイメージしていまいますよね。
ですが、梅干し作りに使う重石は漬物などに使う重石を使わなくてもなんとかなりますよ~◎
代用案① ペットボトル
私一押しなのがペットボトル。
理由は
- ペットボトルにすれば、お水を入れる量を調節すれば重さの調節が簡単。
- そして足りなければ何本か増やせばいいだけとお手軽。
この2つです。
梅干の重石は梅酢が梅干しが隠れるくらいまで上がってきたら、重石の量を半分以下に減らすってあるじゃないですか。
だから重石を梅干しの約2倍使うのってほんの数日。
手軽に重石の重さを自分で匙加減できた方が経済的だと思いませんかーーー?!
そんな条件にピッタリ合致したのが、ペットボトルというワケです。
もちろんペットボトル以外にも重石に使えるモノあるので紹介していきますね。
代用案② 缶詰や缶ジュース
ツナ缶やコーンの缶詰、ビールやジュースの缶なども重石の代わりになってくれます。
使い方は缶詰を大きなビニール袋に入れて、落とし蓋の上に並べるだけ。
ただペットボトルに比べ個数がたくさん必要。
ビール缶でも一缶あたり240mlや350ml。
240ml缶で4kgの重石にしようと思ったら約17缶、350ml缶で4kgの重さにしようと思ったら約11缶。
結構な量が必要です( ;∀;)
そして計算もペットボトルに比べると面倒です( ̄▽ ̄)
代用案③ お米や小麦粉など
お米や小麦粉なども袋に入れて落とし蓋の上に置くと立派な重石になってくれます。
小麦粉などは1袋程度しか在庫はないから1kgくらいにしかならないかもしれませんが、お米の在庫が1袋あれば、これは使えますね(笑)
もちろん一袋なくとも、ご自身でビニール袋に必要な量を移し替えて重石として使うのもアリです。
代用案④ 煮沸した小石
瓶など取り出し口が小さい容器で梅干しを作るときに使えるのが小石。
キレイに洗ってネットなどに入れて煮沸消毒。
しっかり乾燥させれば重石としても使えます◎
小石なら近所で手に入るし、重さも調節しやすいです。
とはいえ、すべて小石で準備しようと思うと大量になるので、代用案⑤で紹介する組み合わせを使ってみてくださいね(;’∀’)
代用案⑤ その他にも
重石は上記に紹介したもの以外にも辞書や本、お砂糖やお塩だって重石になります。
ただ落とし蓋の上に直接は置きにくい。
そこで例えばですが、
- 落とし蓋⇒ガラス瓶⇒本やお砂糖・お塩など
- 落とし蓋⇒ビニール袋に包んだお鍋⇒本やお砂糖・お塩など
といった感じで、上に積み重ねていく形をとるという手もありますよ~◎
いろんな重石の代用アイデアをお伝えしていきましたが、やはり手軽に準備しやすく、重石の中身も調節しやすいとなると、一番最初に一番最初にお伝えしたペットボトル。
これが私が調べた中で一番使いやすそうだし、梅干しの重石としては最適です。
ですが、ほんとに家にあるものなんでも重石になるのでね。
うまく組み合わせて梅の約1.5~2倍になるように調節されたらよいかと思います(*^▽^*)
ちなみに私はというと、3kg分の梅干しを漬ける予定なので、合計6kg分の重さになるように500mlペットボトルを12本分、今からせっせと集めておこうと思っています( *´艸`)
梅干しを漬ける時の重石にビニール袋がNGな理由
ネットの梅干しレシピを見ていくと、重石にビニール袋を2~3重に重ねて水を使用しているものも多いですよね。
確かにビニール袋やジップロックなら家にあるし、お手軽さは抜群。
水で重さの量もペットボトルと同じで調節しやすいです。
でもですよ、この方法はめちゃめちゃ危険と隣り合わせ( ̄▽ ̄)
今回梅干しの重石の代用アイデアを調べているときに、何件も重石のお水が梅酢と混じってしまったというケース見かけましたから!!
そう。
ビニール袋の中に水を入れて重石にする方法。
ひょっとすると重石として入れた水がビニール袋が破れたりして漏れてしまう可能性があるんです。
ビニール袋の素材によるところも大きいのですが、破れるまでいかなくとも素材の薄さや浸透圧の関係でビニール袋を梅酢が通過してしまうこともあるんだと( ̄▽ ̄)
もし梅酢の中に水が漏れてしまうと梅酢は薄まってしまいますし、一気に袋が破れてしまっては大ショック。
そのまま放置すれば、薄まってしまった梅酢はカビまっしぐらです…。
- ビニール袋だと何重かにしたとしても浸透圧の影響を受けやすいこと
- ひょっとすると破れてしまう可能性もあること
このリスクを考えると、お手軽だけどビニール袋+水の重石は危険!!
家にあるもので準備できてホントお手軽な重石なんだけど、失敗するリスクを考えると避けた方が無難です。
そもそも梅干し作りに重石が必要な理由とは?
ここまで重石の代用についてお伝えしていきましたが、そもそも重石ってどうしてするのでしょうか。
それは、梅酢をよく出すため・早く出すため。
梅酢が早く出て梅干し全体が浸ってくれるかどうか、実はこれが梅干し作りのキーポイントなんです◎
塩と梅を交互に混ざるように容器に並べると思うのですが、塩の浸透圧で梅の実から余分な水分が出るように促すんですよ。
この時重石があると、圧が掛かることで梅酢が出やすくなり、早く梅全体が梅酢に浸りやすい。
そして何より梅酢に梅が浸ると、梅がカビやすくなってくれます。
失敗を防ぐためにも、漬けた梅の約1.5~2倍の重石。
準備して梅干し作りに挑みましょう!!
さいごに
梅干作りの重石はホームセンターで売られているお漬物用の重石を買う必要はないです。
だって梅干し作りで重石をガッツリ使うのは梅酢が上がってくるまでの数日。
白菜などのお漬物を冬場に作るのであれば、重石があってもイイと思います。
ですが梅干し作りにしか使わないなら、ちょっと勿体ない!!
だって重石はペットボトルや家にある瓶や缶詰め、お米や本、お塩など、意外となんでも重石になってくれますからね。
私一押しはペットボトルですが、大量に作る場合はペットボトルの量もかなり必要になります( ̄▽ ̄)
そのため上記で紹介した重石をうまく活用して、落とし蓋⇒ペットボトルを並べる⇒本やお塩・お米などといった感じで調整してみてください。
また重石を置くときは落とし蓋をしてその上に重石を置くのですが、落とし蓋も平皿で代用できますよ~◎
ただその時のお皿の大きさは、保存容器とほぼ同じくらいの大きさのものがベスト。
梅全体に均等に重石の重さがかかるようにするためです。
保存容器が決まったら、容器の取り出し口に合う落とし蓋を購入したり、代用でいくなら使えそうなお皿、探してみてください。
そして実際に梅干しを作るときのことなんですが、忘れがちなのが落とし蓋や重石の消毒!!
容器はバッチリ熱湯消毒やアルコール消毒したのに、落とし蓋や重石を消毒するのを忘れては、元も子もないです( ;∀;)
そのため落とし蓋も熱湯消毒ができるものであれば、熱湯消毒⇒アルコール消毒。
ペットボトルなどの重石も切れに洗って乾かした後はアルコール消毒。
と、梅干しを作るときには念入りな消毒をお忘れなくです!!