酢の値段の違いは「本物の酢」かどうか?!原材料や製法の相違点とは?

夏場はサッパリしたものが食べたくなることが多く、お酢を使う日が増えますよね。
我が家もほぼ毎日なにか一品はお酢のチカラを借りて、サッパリおかずを作っています(笑)

そんな夏場にホント大活躍してくれるお酢。
今まであまり深く考えたことなかったのですが、スーパーでもいろんな値段のお酢ありますよね。
安いお酢から「え?こんな値段すんの?」っていうお酢までさまざま。

てことで、お酢の値段になんでこんなに差があるのか?値段による違いは何なのか?について調べてみました♪

 

するとビックリ(笑)
調べていると、なんとお酢も実は発酵食品Σ(・ω・ノ)ノということが判明~♪

身近でよく使うお酢も発酵食品とは!!
嬉しい~( *´艸`)

そんな私の独り言はさておき、さっそく安いお酢と高いお酢の違いについてお伝えしていきますね。

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お酢の値段の違いはナニ?


一番に気になるのが、「なんでそんなに値段に差があるのさ?」コレですよね。
だってピンキリ…。

安いお酢だと900mlが250円とか300円しないくらい。
中間くらいのお酢だと900mlで500~600円。
ネットで見かける割と値段のするお酢になると、900mlで1000円前後。

安いお酢と高いお酢だと700円近い違いがあるんですよね~。

で、気になるその値段による違いってなんなのさ~(*´з`)
ってとこですが、その理由は大きく2つ。

①原材料による違い
②製法の違い

この2点です。

お酢の値段の違い~①原材料~

値段の違いで一番分かりやすいのが原材料。

  • 安いお酢は、米や果汁+α(アルコールなど)
  • 高いお酢は、米や果汁のみ

と、穀物や米、果汁以外にプラスαされているかどうか、が値段に大きく反映されます。

 

これはね、使う原材料の量がアルコールをプラスするとかな~り削減できるから(笑)

「米酢」のはなしにはなりますが、<お酢は1リットルにつき40g以上のお米を使用しなければならない>とJAS規格で決められているんですよ。

でもね、本来のお米だけでお酢を作ろうなんて思ったら、1リットルにつき120gものお米が必要なんです。

その差80g!!
な~んだ80gかなんて思っても、これ1リットルにつきですからねー(*_*)

本来はもっと大量に生産されるから、その差は大きくなり、コストもかかるのは分かりますよね。

 

それから原材料の「米」にどこまでこだわるのか?でももちろん値段に差が出ます。

有機米や無農薬米など作り手がお米にもこだわっている場合は、お酢の値段にその分の値段がもちろん反映されますから。
その分お酢もやっぱり値段が上がる、というワケです。

お酢の値段の違い~②製法~

お酢の値段に大きく関わるのが、原材料以外でいくなら製法!!
製法の違いがなんで価格に反映される理由は、お酢が完成するのにかかる時間が違うからです。

お酢づくりには2つの製法があるのですがそれが、

  • 速醸法
  • 静置発酵醸法

この2つです。
では、それぞれをもう少し詳しくお伝えしていきますね。

速醸法とは

機械の中に、お酢の材料を入れて空気を送り込みながら混ぜ合わせて作る方法のこと。

お酢をつくってくれるのが酢酸菌という菌なんですが、こいつ空気が大好きッ。
空気に触れる面で発酵するんですよ~。

そこで酢酸菌が好きな空気を送り込むことで、空気と触れ合う環境を作って早く発酵が進むよう促しているんです!!

 

結果、なんと数日でお酢が完成!!
と、短時間でお酢が作れる方法。
これが速醸法になります。

静置発酵醸法

静置発酵醸法は速醸法とは違い、文字の通りかき混ぜたりなんてせず、タンクに材料を入れて温度管理などをしながら見守る製法。

酢酸菌は空気に触れる面でしか発酵しないため、こちらの方法では発酵速度はゆっくり。

というのも酢酸菌がアルコール分をお酢に変えていくと、できたお酢は下に沈んでアルコール成分は上にあがっていくという流れができるんですよ。
この自然の流れの繰り返しでお酢が作られるので、完成までには数ヶ月。
そこから熟成させてという期間を置くと、半年以上の時間がかかるとも言われているほど~。

 

手間をかけて時間をかけてじっくり作られる分、アミノ酸も豊富で旨味も加わりますが、大量生産でどんどん作ることができないため値段はちょっと高くなるというのもうなずけますね~(*^▽^*)

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本物の酢の原材料は?どうやってお酢ってできるの?

本物の酢の原材料は、もちろん穀物でいうなら「米」「玄米」。
リンゴ酢なら「りんご果汁」だけで作られます。

でもお酢は、お酒(アルコール)を酢酸菌で酢酸発酵させたもの。
そのため原材料からまずお酒をつくるところがスタートなんです!!!

 

「米酢」であれば、お米を蒸して米麹を作り、水+麹+酵母を加えお酒がつくられます。
この過程が1つ目の発酵でアルコール発酵と呼ばれるもの。
時間もかかり1.5ヶ月から2ヶ月くらいお酒になるまで掛かります。

が、これはまだ1つ目の発酵。
お酢づくりはここからです(笑)

 

できたお酒と種酢(受け継いでいるお酢や酢酸菌)を甕や樽に入れて、自然にアルコールが酢に変わっていく酢酸発酵が行われます。
この方法がさきほども出てきた、静置発酵醸法。

アルコールがゆっくりと分解されて、だんだんとお酢に変化していく過程です◎
速醸法とは異なり、自然の流れで行われるため発酵のペースもゆったり。
1~3ヶ月くらいと時間をかけて発酵させ、そこから数か月~1年以上熟成してやっとお酢として完成するんですよ~。

これが本物のお酢と呼ばれる酢の作り方(笑)

めっちゃ手間暇かけて、長い時間かけて作られているんです!!

 

ただ時間がめちゃめちゃかかる!!
そのため、大量生産して届けるのが難しい…ってことで、スーパーなどでは時短で作れる速醸法のお酢がたくさん売られているというワケです。

 

とはいえ、速醸法でも原材料が純粋にお米だけのものは、お酒造りからスタート。
そのためお酒づくりをする時間は必須です。
しかし今では、大量生産に応じるために、お米+αでアルコールが添加されているものも販売されています。
そう、これがいわゆるお手軽な値段で買えるお酢。

本来はお酒づくりから始まるお酢づくりですが、醸造アルコールをいれることで、アルコール発酵の時間を短縮しちゃうんですよ。
お酒造りのアルコール発酵もお酢になる過程の酢酸発酵も時短!!
手早く作れるから、大量生産できスーパーなどにもたくさん並べられ、安い価格で販売できるというワケです。

本物のお酢とはどんなお酢?

本物のお酢と聞いてもピンと来ない…
そんな方もいらっしゃると思うので、今回はホンモノのお酢と呼ばれる2つのお酢を紹介したいと思います。

今回は2つですが、本当はもっともっとたくさんあるんですよーーーー!!
でもそんなにたくさん紹介すると長ったらしくなるのでね(笑)

ということで1つ目が、こちら☟

原材料のお米にもこだわり、無農薬米を使って作っている飯尾醸造さんの富士酢です!!

富士酢さんは有名だから、「聞いたことある~」という方も多いかも?!

自社でお酒からお酢の完成まですべてをされていらっしゃいます。
時間をかけて手間暇かけて作る製法で作られるお酢は、ツンツンする酸味がまろやかなんだとか(^^♪

美味しいと評判で一度使うとリピなんて方も多いお酢です(笑)

 

2つ目はこちら☟

福井県にある河原酢造さんのお酢。

こちらも原材料のお米は科学的な農薬や肥料は使わない有機米。
製法も昔ながらの静置発酵で麹づくりから始まりお酒からお酢まで一貫して作られています。

しかもお米は自社+3件の生産者さんから購入。
そのため生者者の方との交流も欠かさないそうです。
だから麹つくりに使うお米も自社で精米されるほど!!

とことんこだわっておられます。

口コミでもフルーティーでまろやか!!
とにかく美味しかったというコメントが多くみられましたよ~(*^▽^*)

本物のお酢、調べるといっぱいあるんだけど、今回は「今」私が気になっている2つを紹介させていただきました(笑)

さいごに

今回は酢について私もガチで調べまくったのですが、奥深いんですね~。
身近にあるけど、本来の製法で作られているものが少ないことやお酢も発酵食品なんだよ~ということを知りました!!

我が家のお酢はどうなんだ?!と思って調べているほど…(笑)
また結果、お伝えしますね~。

そして紹介した本物のお酢。
紹介した本人がめっちゃ気になって使ってみた~いってなっています(^^♪

だからたぶん私買うよ(笑)
ということで使ってみたら、また味や香りなどについてもレポしていけたらな~と思っています♪

長いところ、今日もお読みいただきありがとうございました~!!

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